ロスカットとは? 計算方法やロスカットを避ける方法をわかりやすく解説!

ロスカットとは、一定の損失が発生するとFX会社によって強制決済が行われる仕組みです。
「FXはロスカットがこわい!」とネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ロスカットは、大きな損失からトレーダーを守ることを目的としています。
ロスカットは、FX取引をする上で必ず理解しておかなければならない基礎知識です。
この記事では、ロスカットの仕組みや計算方法、ロスカットを避ける方法についてわかりやすく解説します。
ロスカットとは?

ロスカットとは、一定の損失が発生するとFX会社によって強制決済が行われる仕組みです。
自分の予想とは反対の方向に相場が動いてしまうと、大きな損失が発生する可能性があります。
ロスカットは、そのような損失の拡大を防ぐ制度のことです。
ロスカットがあると決済で損失は確定するものの、原則として最低限の資金は温存されます。
ロスカットの計算方法は?
ロスカットは、証拠金維持率が基準になっています。
証拠金がどれだけ減ったら、ロスカットが執行されるようになっているのかは、口座に残っている資金が所定の証拠金維持率まで低下した場合です。
純資産 ÷ 必要証拠金 × 100% = 証拠金維持率(%)
ロスカットの基準は、証拠金維持率で表し、FX会社のホームページに「証拠金維持率が◯%以下になるとロスカットが執行されます」というように記載されています。
FX会社によって、ロスカットになる証拠金維持率のパーセンテージは違います。
取引するFX会社の証拠金維持率をあらかじめ確認しておくようにしましょう。
ロスカットを避ける方法は?

ロスカットを避ける方法は次の2つがあります。
- 証拠金を追加する
- 保有ポジションを損切りする
証拠金を追加する
保証金を追加入金することで、有効証拠金が増え、ロスカットを避けることができます。
ただし、その後も不利な方向へ相場が動けば、最終的にはロスカットをされてしまう場合もあります。
追加資金を入れて粘るよりも、最初から簡単にはロスカットに陥らないようにポジションを管理していくことが大切です。
慣れないうちは、低いレバレッジでリスクを低くしてトレードしましょう。
保有ポジションを損切りする
2つ目は、保有ポジションを損切りすることです。
いくつもポジションを持っている場合は、一部のポジションを決済することで、証拠金維持率が回復し、ロスカットを避けることができます。
損失が増えてきたらそのままポジションを持ち続けずに、損切りを検討しましょう。
損失が増えた場面で慌てずに行動するためには、あらかじめ損切りのルールを決めておくことが大切です。
「FXで勝てない5つの理由は?なぜ負ける?初心者が勝つための5つのコツ」はこちら!
「ロスカットとは?計算方法やロスカットを避ける方法をわかりやすく解説!」のまとめ
ここまでは、ロスカットの仕組み、計算方法やロスカットを避ける方法について解説してきました。
ロスカットとは、一定の損失が発生するとFX会社によって強制決済が行われる仕組みで、大きな損失からトレーダーを守ることを目的としています。
ロスカットを避ける方法についてもご紹介してきましたが、初心者で慣れないうちは、最初から簡単にはロスカットに陥らないようにポジションを管理していくことが大切です。
この記事の内容を参考に、資金管理に気をつけて、トレードをしていくようにしましょう。