FXのEA(自動売買)に便利なVPSとは?メリットや選ぶポイント・おすすめVPSをご紹介!

最近人気のFXの自動売買EAですが、VPSを使うと便利という話を聞いたことがあるかもしれません。
この記事では、
・VPSとはどのようなものか?
・VPSがなぜ便利なのか?
・VPSを選ぶポイントは?
・おすすめのVPSは?
ということをご紹介していきます。
FXでMT4のEA(自動売買)を使う場合には、このVPSについて理解を深めておきましょう。
目次
FX用の VPSとは?
VPSとは、「Virtual Private Server」の略でクラウド上で、仮想デスクトップが利用できるサービスです。
VPSにもいくつか種類がありますが、FX専用VPSとは、FX自動売買ツールMetaTrader4(MT4)を快適に利用するためだけに特化したVPSのことです。
FX専用のVPSサービスでは、Windowsが最初からインストールされた状態で利用できます。
通常のVPSは難しい設定が必要になる場合がありますが、デスクトップ利用に特化したカスタマイズをしているため、サーバーの知識がない初心者でも利用しやすくなっています。
FXのEA(自動売買)にVPSを使うメリット

FXのEA(自動売買)にVPSを使うメリットを4つご紹介していきましょう。
1.自宅のパソコンより安定して稼働できる
2.起動したままでも電気代などのコストが少なくてすむ
3.外出先から操作できる
4.高スペック環境で取引できる
1.自宅のパソコンより安定して稼働できる
FX自動売買のMT4は、パソコンを起動している間でしか取引ができないため、原則としてパソコンを一日中休むことなく稼働させ続けなくてはなりません。
家庭用のパソコンを一日中つけっぱなしにして、MT4をずっと立ち上げていると、パソコンに大きな負荷をかけ、機器の寿命を縮めるというデメリットも発生します。
FX専用VPSであれば、クラウド上で稼働するので、パソコンの急なシャットダウンや停電などのトラブルでMT4が止まる心配もありません。
そのため24時間365日、FX自動売買を稼働させることができ、安定したFX取引が可能となります。
2.起動したままでも電気代などのコストが少なくてすむ
FX専用VPSはクラウド上で実行されているため、長時間使用しても電気代はかさみません。
またパソコンの故障の修理費用や端末購入の必要もありません。
3.外出先から操作できる
外出先からでもスマートフォンやタブレット端末から接続・操作が可能です。
これにより外出先からでも、インターネットに接続できれば、自動売買スイッチのON/OFFやリアルタイムでEAの取引状況を確認することができます。
4.高スペック環境で取引できる
自動売買プログラムを稼働し続けるには、ある程度のスペックが必要になります。
個人のパソコンでは、ウイルスソフトやブラウザなど、PCのバックグラウンドで動いているプログラムもあるため、推奨環境レベルを満たしていても、動作が重たくなっている場合もあります。
一方、VPSを利用するのであれば、自動売買をするためのプログラムだけが動いている状態になるので、スムーズに取引を行うことができます。
FX用のVPSを選ぶポイント

FX用のVPSを選ぶ場合に重視したいポイントについて見ていきましょう。
1.WindowsOSであること
2.メモリ容量は、最低1GB以上のメモリ搭載
3.回線速度
4.料金
1.WindowsOSであること
MT4というソフトウェアは、WindowsOSにのみ対応しています。
WindowsOSの環境を提供しているVPS事業者を選ぶ必要があります。
WindowsOS搭載の共用サーバーというものもありますが、他ユーザーからの影響によって、MT4の稼働にも影響が出ることも考えられるので、VPSを利用するようにしましょう。
2.メモリ容量
サーバースペックには、様々な項目がありますが、中でもメモリ容量はチェックが必要です。
少なすぎると急な値動きに対応できなかったり、動作が重たくなることがあります。
最低でも1GB(ギガバイト)のメモリ以上のプランを選ぶことをおすすめします。
3.回線速度
VPSを利用した自動売買の場合、サーバーの回線速度によって、すぐに注文が入るかどうか決まります。
通信速度は「bps(ビット毎秒)」という単位で各サーバー業者から明示されています。
回線速度が速ければ速いほど、そういった問題も起きにくくなりますので、なるべく速い(データ通信量の多い)サービスを選ぶようにしましょう。
4.料金
料金に関して、VPSは、通常のレンタルサーバー(共用サーバー)のプランよりも若干値段が高くなることが多いです。
しかし、価格の安いVPSを利用しようとすると、回線速度やサーバーが不安定だったり、自動売買システムがうまく機能しないという場合もあります。
料金と性能を考え、コスパの良いVPSを選びましょう。
おすすめのVPS業者は?
おすすめのVPS業者をご紹介しておきましょう。
お名前.com
お名前.com デスクトップクラウド
お名前.comVPSは、ドメイン取得サービスで有名なお名前ドットコムが運営しているVPSです。
Windows forデスクトップクラウドは、FX専用VPSとして提供されていて、MT4の自動売買に特化したプランとなり、初心者でも経験者でも扱いやすいサービスになっています。
コストパフォーマンスで選ぶなら、お名前.com デスクトップクラウドの1.5GBプランもしくは2.5GBプランがおすすめです。

ConoHa(コノハ)
ConoHa VPSは、圧倒的な使いやすさを強みに国内No.1のユーザー数を抱えているVPSです。
通信業界で圧倒的な知名度と実績があるGMOグループが提供しているVPSサービスです。
初期費用は無料、料金は定額制となっていて、月の利用金額が月額料金に満たない場合は、時間単位の課金に代わり、常に最安の料金となるようになっています。
月額課金でVPSを利用したい、大容量メモリ、SSD搭載のVPSがいい、という方はおすすめです。
ABLENET(エイブルネット)
ABLENETは、MT4での自動売買に最適なVPSサービスを提供している老舗のVPS業者です。
エイブルネットの特徴は、低価格ながら安定稼働するVPSであるという点です。
エイブルネットには全プランで最大10日間の無料お試し期間というものがあります。
10日間で実際に使用感や通信速度を試すことが可能です。
お試し期間が終わると、本契約に自動的に移行しますが、その時点で解約することもできます。
FX業者で使えるVPSは条件が厳しい
海外のFX業者には、VPSを無料で利用できるサービスを提供しているところもありますが、
サービスを利用するにはいくつかの条件が付いている場合もあります。
そのため、これからFXの自動売買を始めるという人は特に、国内のVPS業者を利用することをおすすめします。
「FXのEA(自動売買)に便利なVPSとは?メリットとおすすめVPS業者をご紹介!」のまとめ
ここまで、FXのEA(自動売買)に便利なVPSについて、そのメリットとおすすめVPS業者について、ご紹介してきました。
常に起動し、自動売買を繰り返すEAを使う場合に便利なのがVPSです。
FXのMT4を使うEAを使用する場合は、パソコンではなく、FX専用のVPSの利用がおすすめです。
使用するFXのEA(自動売買)の性能に応じて、適したスペックのVPSを選びましょう。