FX順張りとは?おすすめのテクニカル分析5つを解説!

FXトレードでよく聞く「順張り」ですが、一体どうやって使えばいいのだろう?と疑問に思っているFX初心者の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、FXの順張りとは何か? エントリータイミングとおすすめのテクニカル指標5つについて、解説していきます。
FXの順張り手法とは
順張り手法は、相場の動く方向(トレンド)に乗る形でポジションをもつシンプルな手法です。
FX取引の中で最も基本の手法で、FXでは勝っていくためには、とても重要です。
順張りについて正しく理解してトレードに活かしていきましょう。
FXで順張りを使うタイミング
順張りとは、トレンドに乗る手法なので、トレンド相場で使います。
使う場面を間違えず、トレンドが正しく起きている場面で使えれば、利益を伸ばせます。
トレンドがきちんと発生しているかを見極めるようにしましょう。
順張りと逆張りの違い
FXには、順張りの反対の手法として、逆張りというものがあります。
順張りとはトレンドに乗る手法ですが、逆張りはトレンドに逆らう手法となります。
FXにおいて、逆張りも基本的な手法の1つなので、覚えておきましょう。
初心者に順張りがおすすめな理由
FXには、順張りと逆張りがありますが、初心者には、順張りをオススメします。
なぜなら、シンプルで簡単な手法で初心者にもわかりやすいためです。
対象的に、逆張りはトレンドに逆らう手法です。
トレンドに逆らって勝算があるかどうか、判断の見極めが難しいので、初心者には、あまりおすすめできません。
まずは、順張りからマスターしましょう。
FX順張りのエントリータイミング4つ
順張りを使いこなすうえで、エントリータイミングはとても重要です。
なぜなら、少しでも優位な位置でのエントリーした方が、より高い収益につながるからです。
以下、順張りの4つのエントリータイミングについてまとめました。
- 押し目買いと戻り売り
- ブレイクアウト
- トレンド転換の直後
- 長期レンジの端
1.押し目買いと戻り売り
押し目買いは、上昇トレンドの最中に少し価格が下がったところで買う手法です。
なるべく安いポイントで買うと利益を伸ばせます。
戻り売りは、下降トレンドの最中に少し価格が上がったところで売る手法です。
トレンドの押し目買いと戻り売りは、トレンド相場で有利な価格で売買できるので、おすすめです。
2. ブレイクアウト
ブレイクアウトとは、ある一定のラインから価格が超えた時に使う手法です。
レンジ相場は、価格はある一定の値幅の間で推移します。
いったん、その価格帯から抜けると一気にトレンドが上下に伸びるケースが多くなります。
そのためブレイクアウトを意識して、抵抗線の前後でエントリーをすると、その後に大きな利益が見込めます。
3. トレンド転換の直後
トレンド転換の直後は、新たなトレンドがおきたところなので、順張りが有効です。
この手法ではトレンド転換の見極めがとても重要となります。
トレンドが転換しなかった場合は、逆張りとなり、逆のトレンド方向に進むので、正確なトレンド判断が必要となります。
4. 長期レンジの端
4時間足~日足で見るのが可能な長期レンジ終了後も、トレンド転換は、おすすめのエントリーポイントになります。
エントリーポイントは、必ず長期の時間足でレンジを確認してから、小さい時間足でも見るようにしましょう。
FX順張りのコツ2つ

順張りは簡単な手法である反面、使いこなすにはコツがいります。
タイミングを間違えると逆張りの手法になってしまうからです。
順張りを使いこなすコツ2つをご紹介します。
- ダウ理論でトレンドを見つける
- エントリーポイントまで待つ
1.ダウ理論でトレンドを見つける
ダウ理論を使うと、現在の相場はトレンドかレンジかを判断できます。
トレンドであれば順張りを効果的に使えますが、レンジ相場で順張りを使うには注意が必要です。
現在の相場の状態を判断し、エントリーする必要があります。
2.エントリーポイントまで待つ
トレンドが発生しているからといって、むやみにエントリーすると負けてしまいます。
トレンドが発生してからタイミングが遅れると、高値買いや安値売りの不利な状況でのエントリーになってしまうこともあります。
順張りで利益を伸ばすには、押し目や戻り売りなど、有利なエントリーポイントまで待つようにしましょう。
FX順張りにおすすめのテクニカル分析5つ
順張りをするうえで相性のよいテクニカル分析を紹介します。
1. 移動平均線
移動平均線は、トレンドの確認やゴールデンクロス・デッドクロスを確認するのに使われます。
相場状況を把握してから、適切なポイントで順張りをすると、安定した利益につながります。
2. ジグザグ(ZigZag)チャート
ジグザグチャートは、押し目買いや戻り売り、トレンド転換の把握することができます。
高値と安値をシンプルに表示し、ジグザグのようにシンプルなラインなので、初心者の方にもおすすめです。
3. ボリンジャーバンド
トレンド発生のタイミングを知ることができます。
値動きが落ち着くと、収縮し、値動きが大きくなると拡大します。
ボリンジャーバンドが収束したタイミングでエントリーし、拡大していくのを待つ手法もあります。
4. RSI
RSIは、買われすぎと売られすぎの判断ができます。
- RSIが80%以上であれば買われすぎ→近いうちにトレンドが下降しそうだと判断
- RSIが20%以下であれば売られすぎ→トレンドが上昇しそうだと予測
RSIは基本的に逆張りの指標といわれていますが、トレンドの転換を把握すれば、順張りエントリーにも活用できます。
5. フィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチ・リトレースメントとは、「フィボナッチ比率」を使ったトレード手法です。
比率ごとに表示されるラインが価格の反発の目安になるため、押し目買い・戻り売りの目安になります。
シンプルなラインのみを使用するので、他のテクニカル指標との相性もいい分析方法です。
FXの順張りの注意点2つ
順張りの注意点は次の2つです。
- 「高値買い」「安値売り」
- 上位足を確認する
1.「高値買い」「安値売り」に注意
順張りは、トレンドの始まりを確認してエントリーしますが、直後にトレンドが終わってしまうと、高値買いや安値売りになってしまうことがあります。
トレンドが継続するかどうか、的確な判断が必要となります。
2. 時間足の上位足を確認する
5分足で上昇トレンドでも1時間足では下降トレンドの場合もあります。
上位足のチャートを確認しないと、上位足のトレンドに逆行していたり、サポートラインで反発してしまったりする場合があるので、注意が必要です。
長期足・短期足が同じトレンドであれば、順張りでエントリーする根拠が強くなります。
必ず、上位足も確認するようにしましょう。
「FX順張りとは?おすすめのテクニカル分析5つを解説!」のまとめ
ここまで、FXの順張りの基礎知識、エントリータイミングとおすすめのテクニカル指標5つについて、解説してきました。
この記事で紹介したFXの順張り手法を理解し、実践にあてはめていけば、順張りのエントリーポイントがわかるようになるでしょう。
ぜひ、内容を参考にして、トレードに活かしていきましょう。