FXの押し目買い・戻り売りとは?順張りでの使い方について解説!

チャート

FXに慣れてくると、さまざまな取引手法についての情報が目に入るようになるでしょう。

取引手法の中でも順張りに使える手法として「押し目買い・戻り売り」は特によく使われる手法です。

ここでは、押し目買い・戻り売りとは、どのようなものか、手法や注意点などについて解説していきます。

うまく使いこなして、FXで大きな利益をあげていきましょう。

押し目買いと戻り売りとは?

押し目買いと戻り売りについて解説していきます。

押し目買いとは?

押し目買い

押し目買いとは、上昇トレンド中にチャートが一時的に下がったところを狙ってエントリーする方法です。

上昇トレンドが続くと予想した場合に使います。

低い価格帯で買いエントリーすると、大きく値幅をとって利益拡大を狙えます。


戻り売りとは?

戻り売り

戻り売りとは、下降トレンド中にチャートが一時的に上がったところを狙ってエントリーする方法です

下降トレンドが続くと予想した場合に使います。

高い価格帯で売りエントリーすると、大きく値幅をとって利益拡大を狙えます。


押し目買い・戻り売りは基本的に順張りで使う

押し目買い・戻り売りは、基本的に順張りで使います。

順張りとは、トレンドの流れに沿ってエントリーする手法です。

チャートが一時的に逆に動いたタイミングを見計らってエントリーするので、逆張りのように思えるかもしれませんが、押し目買い・戻り売りは、トレンドに沿った取引で使うので逆張りではありません。


押し目買い・戻り売りのメリット

押し目買い・戻り売りのメリットは、利益を伸ばしやすいことです。

トレンドが発生すると、トレンドが終了する理由がない限り、基本的には一方向に進んでいきます。

上昇トレンドが起こっている時は、上昇し続け、下降トレンドが起こっている時は下降し続けます。

そのままトレンド方向に進んでいく場合が多いため、押し目買い・戻り売りでエントリーすると、基本的には利益がふくらんでいきます。


 押し目買い・戻り売りのデメリット

押し目買い・戻り売りのデメリットは、タイミングを読み間違えると損失につながるということです。

押し目買い・戻り売りは、チャートが一時的に下がったところを狙ってエントリーしても、トレンドがそこで終わってしまう場合があります。

チャートが上がることなくそのまま下降していき、ポジションを持ち続けていると、損失が増えてしまいます。

押し目買い・戻り売りでエントリーする場合は、しっかりとタイミングを見極めることが重要です。


 押し目買い・戻り売りの注意点

ここでは、押し目買い・戻り売り注意点を具体的に説明していきます。

トレンド転換を確認してからエントリーする

押し目買い・戻り売りを失敗してしまう理由は、調整トレンド転換前にエントリーしているからです。

このままトレンドが続くのかのわからないというタイミングでエントリーするのではなく、調整トレンドの転換を確認した後にエントリーしてみましょう。

今後の流れが読めるようになってからエントリーしていくことで、押し目買い・戻り売りでの失敗も減っていくでしょう。


ダマシがある

1分足や5分足など、短い時間足はダマシが多いという特徴があります。

ダマシとは、一見、その方向に動いたと思いきや、すぐに反転してしまう現象のことです。

短い時間足で押し目を狙う場合は、しっかりとタイミングを見極める必要があります。

1時間足や4時間足など、長い時間足は、比較的、ダマシが少ないという傾向があります。

ダマシが少ない分取引しやすいといえますが、時間足が長くなるほど、エントリー回数は少なくなります。

複数の時間足でチャートを確認し、マルチタイムフレーム分析を取り入れることをおすすめします。


マルチタイムフレーム分析についての詳しい記事はこちら


押し目の判断にはテクニカル指標を活用する

押し目買い・戻り売りの判断に活用したいテクニカル指標をご紹介します。

移動平均線

移動平均線とは、一定期間の終値と平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフで表した指標です。

値動きに敏感に反応するため、売買シグナルが早く出るという特徴があります。

短期移動平均線長期移動平均線の2つを使用し、使い方はとてもシンプルです。

基本的に短期移動平均線と長期移動平均線の位置関係を見ます。


短期移動平均線が長期移動平均線を

  • 下から上に突き抜けた場合→買い

  • 上から下に突き抜けた場合→売り

となります。


移動平均線についての詳しい記事こちら


ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、統計学の標準偏差の考え方を移動平均線に取り入れたテクニカル指標です。

相場の方向性を示すだけでなく、ボラティリティの変化に応じて、バンドが縮まったり、広がったりして、次の値動きを予想することができます。

トレンドが発生している場合は、バンドの幅が広くなり、調整に入るとバンドの幅が狭くなる傾向があります。

バンドの幅が広く、右肩上がりであれば、上昇トレンド、右肩下がりであれば、下降トレンドと判断できます。


ボリンジャーバンドの詳しい記事はこちら


「FXの押し目買い・戻り売りとは?順張りでの使い方について解説!」のまとめ

これまで、押し目買いと戻り売りとはどのようなものか順張りでの使い方について解説してきました。

押し目買いと戻り売りは、大きなトレンドに上手く乗れば、一度の取引で大きな利益が得られる場合もあります。

逆にエントリーするタイミングを間違えてしまうと、逆に大きな損失を負うことにもなります。

押し目買い・戻り売りをする場合は、エントリーするタイミングがとても重要です。

この記事の内容を参考にして、押し目買い・戻り売りの適切なエントリーポイントを見つけていきましょう。