FXの注文方法にはどんな種類がある?注文方法の基本をわかりやすく解説!

チャート

FX初心者の方は、FXの注文方法は、どれを選べばいいのか、迷うこともあるのではないでしょうか?

FXの注文方法について、知っておくことは、FXトレードを始める上でとても重要です。

ここでは、FXの注文方法には、どのような種類があるのか、特徴と使い方について、初心者にもわかりやすく解説します。


FXの注文方法【6種類】

FXの注文方法には、大きく分けて6種類あります。

  1. 成行注文
  2. 指値注文
  3. 逆指値注文
  4. OCO注文
  5. IFD注文
  6. IFO注文


それぞれ特徴があるので、1つずつ順番にみていきましょう。

1.成行注文

1つ目は、成行注文(なりゆき)です。

最も簡単でよく使われている注文方法で、すぐに買いや売りでエントリーしたい時に使います。

成行注文では、レートを指定することができないので、「その時にすぐ買いたい(売りたい)」という場合に、使う注文方法です。

また、保有しているポジションをすぐに決済して利益を確定したい場合や、損失を減らすためにすぐに決済したい場合にもおすすめです。

ただし、相場が急変動している時に成行注文をすると、予想外の高値や安値で注文が成立してしまうことがあるので、注意が必要です。


2.指値注文

2つ目は、指値注文(さしね)です。

TP(テイクプロフィットオーダー)ともよばれています。

自分で指定した価格になった時点で、自動的に注文されます。

チャートから離れなければならない場合に適している注文方法です。

  • 買い注文の場合:現在のレートより、安くなったら買う

  • 売り注文の場合:現在のレートより、高くなったら売る


利益を出すためには、できるだけ安いレートで買い、できるだけ高いレートで売ることが大切です。


3.逆指値注文

注文方法の3つ目は、逆指値注文(ぎゃくさしね)です。

SL(ストップロスオーダー)ともよばれています。

逆指値注文も、指値注文と同様に自分で指定した価格になった時点で、自動的に注文されます。

指値注文との違いは、損失を抑えるためのストップ注文(損切り)として使うことです。

指値とは逆のパターンを指定します。

  • 買い注文の場合:現在のレートより、高くなったら買う

  • 売り注文の場合:現在のレートより、安くなったら売る


逆指値注文をしておくことで、予想と違う方向に相場が動いた時に、損失を最小限に抑えることができます。

*損失をコントロールする際に役立つので、活用していきましょう!

また、強いトレンドができていて、流れに乗って大きな利益を狙いたい時にも使います。


4.OCO注文

4つ目は、OCO注文(オーシーオー注文)です。

OCO注文は、2つの注文を同時に出して、どちらかの価格で取引が成立したら、もう一方は自動的にキャンセルされる仕組みです(「One Cancels the Other」の略)

相場を読み間違えた場合、注文する段階でさけることができます。

OCO注文では、指値注文利益確定)と逆指値注文損切り)を同時に行うことができるので、便利な注文方法です。

また、エントリー注文だけではなく、保有ポジションを決済したい時にも使うことができます。


5.IFD注文

5つ目は、IFD注文(イフダン注文)です。

IFD注文は「If done」の略で、1度に2つの注文を指定することができます。

<注文の流れ>

①買いたい(または売りたい)レートで、エントリー注文をする

②注文が成立したら、売りたい(または買いたい)レートを指定して決済注文をする


エントリーから決済まで自動で行われるので、忙しくて相場をずっと見ていられない方に、おすすめの注文方法です。

自動でのトレードは、手動でトレードする時よりも感情に左右されにくくなります。


OCO注文とIFD注文の違い

  • OCO注文:2つの注文を同時に出して、どちらかの価格で取引が成立したら、もう一方は自動的にキャンセルされる

  • IFD注文:2つの注文を同時に出して、エントリーと決済をセットで自動で行うことができる



6.IFO注文

IFO注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法でイフダンオーシーオー注文とも呼ばれます。

IFO注文では、新規注文(IFD注文)、利益確定注文と損切り注文(OCO注文をセットで行うことができます。

慣れれば、たいへん便利な注文方法です。

<注文の流れ>

①買いたい(または売りたい)レートで、エントリー注文をする

②注文が成立したら、指値注文(利益確定)と逆指値注文(損切り)を指定する

指値注文が成立したら、逆指値注文はキャンセルされ、逆指値注文が成立したら、指値注文はキャンセルされる


「FXの注文方法にはどんな種類がある?注文方法の基本をわかりやすく解説!」のまとめ

ここまで「FXの注文方法にはどんな種類があるかそれぞれの注文方法について、初心者の方向けに解説してきました。

FXの注文方法には、大きく分けると6種類あります。

  1. 成行注文
  2. 指値注文
  3. 逆指値注文
  4. OCO注文
  5. IFD注文
  6. IFO注文


何種類もあり、難しく感じるかもしれませんが、実際にデモトレードなどで試してみると、わかりやすいかもしれません。

どの注文方法を選ぶかは、相場状況によって判断して使用していくことをおすすめします。

この記事を参考に少しずつトレードに取り入れていきましょう。