FXの手法とは?初心者がまず知るべき取引手法をご紹介!

FXを始めようと思っても、どの手法を使えばいいのか?と迷う方も多いのではないでしょうか。
FXで継続的に利益を上げ続けるために大切なことは、一貫した取引ルール、つまり取引手法がとても重要になります。
この記事では、初心者がまず知るべきな
- 取引手法
- トレードスタイル
- 相場分析方法
などを紹介していきます。
これからFXを始める初心者の方は、ぜひ理解して実践していきましょう。
FXの手法とは?|2つの基本的な取引手法
FXの取引手法とは、売買するときのルールのことです。
FXの初心者がまず知るべき取引手法には、次のものがあります。
- 順張り
- 逆張り
一つずつ見ていきましょう。
1.順張り
順張りは、トレンド方向に沿ったポジションを保有する取引手法です。
相場が上昇トレンド中であれば買いでエントリーをしてポジションを保有します。
予想どおりにトレンドが継続する場合は、大きな利益につなげることができる取引手法です。
2.逆張り
逆張りは、トレンドに逆らって反対方向のポジションを保有する取引手法です。
相場が上昇トレンド中であれば、反対方向の売りでエントリーをしてポジションを保有します。
一般的にFXは、トレンドに乗る方が大きく利益を上げやすいといわれていますが、逆張りでも相場の反転をうまくつかめれば、大きな利益となる場合もあります。
FXの4つの取引スタイル

FXの取引スタイルは、短期から長期までの期間に応じて4つの取引スタイルに分類することができます。
取引スタイルは、生活スタイルや普段の仕事の特性、自身の性格やポリシーなどを考慮し、ライフスタイルに合ったものを選びましょう。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- ポジショントレード
どんなトレードスタイルなのか、1つずつ見ていきましょう。
1.スキャルピング
スキャルピングは、注文から決済までの期間が数秒から数分という短期間で取引を完了させる手法です。
1日に何度も繰り返し取引を行うことで、コツコツと利益を積み重ねていきます。
1回の取引でのリスクは少なめですが、判断力と集中力が必要になる取引手法なので、初心者の方には、やや難易度が高い手法です。
- 取引期間:数秒~数分
- 取引1回あたりの損益:少ない
- スタイル:何度も取引を繰り返して利益を積み重ねる
2.デイトレード
デイトレードは、注文から決済までをその日のうちに完了させる取引手法です。
朝にポジションを持ち、同日の夜にポジションを決済させるパターンなどがあります。
スキャルピングよりポジションの保有時間が長くなるだけに値幅も大きくなる傾向があり、1回の取引はスキャルピングよりも大きな利益になりやすいです。
また、寝る前に決済をすることで、就寝中の相場の変動リスクがなくなります。
- 取引時間:当日中
- 損益は大きくなる
- 就寝中の相場変動リスクがない
3.スイングトレード
スイングトレードは、注文から決済までを数日から数週間かけて行う取引スタイルです。
短期取引に比べてトレンド予測をしやすいため、一度ポジションを持った後は、定期的にチャートを確認すればよいので、ゆとりをもって取引ができます。
ただし、大きな経済指標や政策金利などが発表される際は、急な変動が起きやすいため、注意が必要です。
初心者やあまり頻繁にチャートを見れない忙しい方におすすめのスタイルです。
- 取引時間:数日~数週間
- ゆとりをもって取引できる
- 重要な経済指標など、急な相場変動がおきやすい際は注意が必要。
4.ポジショントレード
ポジショントレードは、約半年から1年という長期的な期間で取引を行う手法です。
トレード手法の中で最も取引時間が長く、長期的に利益を狙っていきます。
スイングトレードよりもさらにゆったりと取引ができますが、エントリー前の相場分析や長期的な戦略が必要になります。
数ヶ月から年単位の相場を予想することはかなり難しく、初心者の方にはハードルが高いトレードスタイルでしょう。
- 取引期間:約半年~年単位
- ファンダメンタル分析が重要になる傾向
- ゆったりと取引ができる
FXの2つの相場分析方法

FXで利益を出すためには、取引手法と同様に相場をどのように分析するかが重要になります。
以下の2つの分析方法を知ることで、FXのトレードの精度をあげていくことができます。
FXで重要な2つの相場分析方法を見ていきましょう。
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
1.ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、経済の基礎的状況、各国の経済状況や金利に注目して、相場を分析する方法です。
トレードをする際は、取引を行う通貨の国の経済状況をチェックするようにしましょう。
ファンダメンタルズ分析で重要な要素は、下記3つとなります。
FXでは、国への信用が通貨の価値として表れるので、ファンダメンタルズの分析はとても重要です。
日頃から世界の経済ニュースなどをチェックするようにしておきましょう。
「FXで重要な経済指標とは?米ドル・ユーロ・円に影響する指標を解説!」はこちら
2.テクニカル分析
テクニカル分析とは、過去の値動きを元にして将来の動きを予測する手法です。
分析や予測は、過去の値動きを示すチャートを使います。
過去の値動きを統計的な観点から分析することで、為替相場の予測ができます。
チャートには、投資家心理が反映されていると言われており、そのためチャートに現れる投資家心理を読みながら売買のタイミングを探る分析とも言えます。
このテクニカル指標には、大きく分けてトレンド系とオシレーター系の2つがあります。
<トレンド系>
→相場の流れやトレンドの方向性を予測するもの
<オシレーター系>
→相場の「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断する際に使う
テクニカル指標を使うと、分析の精度をさらに高めることができます。
「FX初心者のおすすめインジケーターは?組み合わせも紹介!」の記事はこちら
「FXの手法とは?初心者がまず知るべき取引手法をご紹介!」のまとめ
この記事では、FXの取引手法やトレードスタイル、相場の分析手法をご紹介しました。
<FXで基本的な2種類の取引手法>
- 順張り
- 逆張り
<FXの4つのトレードスタイル>
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- ポジショントレード
<FXで役立つ2つの相場分析手法>
- ファンダメンタルズ分析
- テクニカル分析
FXでは、自分の取引ルールを決め、それを守ることで取引の結果を安定させることにつながります。
初心者の方は、この記事を参考に、まずは自身でルールを設定し、そのルールを守って取引をしてみることをおすすめします。