FXの証拠金とは?FX初心者にもわかりやすく解説!

FXを始める時にまず知っていなければならないのが「証拠金」です。
FXでは、取引をする時に必要な資金のことを証拠金と呼んでいます。
この記事では、FXの証拠金とは何か、FX初心者にもわかりやすく解説していきます。
FXの証拠金とは?
FXの証拠金とは、FXの取引をする時に必要な資金のことをいいます。
FXで取引を行う場合、資金を担保にする必要があります。
取引するFX会社に担保として資金を預け、この担保金のことをFXでは「証拠金」と呼びます。
そのため、証拠金がなければ取引を行うことはできません。
証拠金には、以下の2つの種類があります。
- 必要証拠金
- 有効証拠金
1つずつ見ていきましょう。
必要証拠金
必要証拠金とは、FX取引を行うためにFX会社に預け入ればければならない最低限の証拠金をいいます。
必要証拠金とは、FXでポジションを持つために最低限必要な金額(担保金)のことです。
FXの取引では、レバレッジを使うことで、実際の口座資金の何倍もの金額で取引することが可能です。
国内のFX会社では、個人が取引する場合、最大レバレッジは25倍までと決められています。
その場合の必要証拠金は、取引金額の4%以上の証拠金を預け入れる必要があります。
<必要証拠金の計算方法>
必要証拠金の計算方法は次のようになります。
「現在のレート×取引数量÷レバレッジ数」
FX口座の種類や取引数量、通貨ペアによって必要証拠金の金額は異なるので、よく確認しておきましょう。
有効証拠金
有効証拠金とは、取引可能な証拠金の総額のことです。
「どれくらい取引できる余力があるか」ということを示しています。
有効証拠金は、口座に入れた資金やまだ決済していない損益(含み益や含み損)、決済済みの損益を全て含めた金額になります。
- 含み益がある場合の有効証拠金
→口座残高+含み益 - 含み損がある場合の有効証拠金
→口座残高のみ
ロスカット(強制決済)を判断する場合などにも、有効証拠金が計算に使われます。
FXの証拠金はいくら必要なの?
必要証拠金は、取引数量とレバレッジによって変わります。
また、取引するFX会社によって最低取引数量(最低購入単位)が異なるので、前もって確認しておきましょう。
では、FXの証拠金はいくら必要になるのか、取引の数量別に例をあげて見ていきましょう。
例)1ドル100円で、1,000通貨で取引する場合
1,000通貨:100,000円(1ドル100円×1,000通貨)
必要証拠金
- 10倍の場合
100円×1,000通貨÷10倍→10,000円 - 25倍の場合
100円×1,000通貨÷25倍→4,000円
例)1ドル100円で、10,000通貨で取引する場合
10,000通貨:1,000,000円(1ドル100円×10,000通貨)
必要証拠金
- 10倍の場合
100円×10,000通貨÷10倍→100,000円 - 25倍の場合
100円×10,000通貨÷25倍→40,000円
「FXの証拠金とは?FX初心者にもわかりやすく解説!」のまとめ
この記事では、FXの証拠金とは何かについて初心者向けに解説してきました。
FXの証拠金とは、FXの取引で必要な資金のことです。
証拠金には、以下の2つの種類があります。
- 必要証拠金
- 有効証拠金
FXで取引していく上で、証拠金はまず知らなければならない重要な基礎知識です。
ぜひこの記事を参考に、証拠金について理解を深めて、資金管理に気をつけてトレードしていきましょう。